1.事業の概要
2.美しい景観を演出する新庁舎
3.利用者にとって快適な空間の創造
4.先導的機能を備えた公共建築

3.利用者にとって快適な空間の創造
空間1 新庁舎は、国が提供する情報通信、労働施策、社会資本整備等の国民生活に直結した行政サービスと千代田区の地域に根ざした行政サービス、区民の交流、区民サービスを提供する庁舎です。
こうした国の庁舎と区庁舎を一体整備する利点を最大限に生かし、利用者の利便性向上、総合的な情報の提供機能など、九段地区の拠点となる「交流とにぎわいの空間づくり」を目指します。
賑わいの演出
エントランスホールとオープンスペースの間に、3層吹き抜けのガラス面を持つ開放的な「コミュニケーションガレリア」を設けています。内部からはこのガラス面越しに皇居側の景観を充分に感じることができ、外部からも内部が見通せる開放的な空間を提供し、内堀通り沿いの賑わい創出に寄与する計画です。また、国と千代田区、いずれへの来庁者にも立ち寄りやすい中間階に、吹き抜けを持つ食堂と喫茶室を配置しています。
空間2
国と区が共有する情報提供空間
国と千代田区の施設を一体で整備する利点を生かすため、エントランスホールは間仕切りの無い一体空間としています。これにより、情報提供空間として広く開放的なスペースが確保でき、様々な人が訪れ、交流するにふさわしい場としています。
空間4
高度なバリアフリー庁舎
高齢者、障害者あるいは子ども連れを含む全ての利用者にやさしい高度なバリアフリー庁舎としての整備を行います。また、エントランスホールに国と千代田区一体の総合受付を設けることで、利用者に応じたサービスが提供できます。
  1. 誘導ブロックや点字サイン、触知図等による視力が弱い方への配慮
  2. 地域のバリアフリーネットワークとの連携に配慮し、高齢者や障害者の方が休憩できるベンチを配置したユニバーサルプラザを整備
  3. 各階に設置する多機能トイレには、オストメイトやベビーシートを設置
  4. 主要なエレベータは、高齢者・障害者対応として整備
空間3 空間5